フランスセミナーを終えて

海外セミナーの時はほとんどがセミナー後すぐホテルに戻り、自炊して食事をしながら洗濯をしたりブログを更新や書類作成を行いますが、今回は参加者とのコミュニケーションの機会が多く帰宅が深夜になりましたので、パリ到着後の記事から更新できませんでした。。報告という形でEUセミナーをご紹介します。

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パリに到着した日私は疲れですぐに眠ってしまい、先生・渡邊準指導員・エドが夕食に出かけた事に全く気付かず眠り続けていました。事務局の私はフランスに発つまでが一番忙しく、出発前数日間は準備の為あまり寝ていない事が多く飛行機の中で眠り続けた挙句に現地でも眠り続けてしまいます。

パリに一泊したあとインストラクタのクリストフMとともに電車でベルギーへ移動、ホテルに荷物を置いた後セミナー会場に。
今回はベルギー在住で剣道等長く武道を学んでいらっしゃる貴子さんに通訳をして頂きました。

セミナーは半年おきなので、まず基本の鍛錬の復習を行った後に今回のヨーロッパセミナーのテーマ 「崩し」を主に練習しました。

これまで培った身体の基盤訓練や動きを伴った移動稽古を徐々に対人に展開していくための練習です。力任せに相手を押したり崩すのではなく、しっかりと自分を正して立ち力の伝達を意識して行うようにします。

基盤の練習で意識していた繊細な内部意識も、対人、特に相手が大柄であったり力が強い場合意識できなくなりつい「力_筋肉運動としての力」で対処しがちです。
そういった中でたとえその時相手に効かなくても正しい要求を守り練習を続けることが最終的には阿吽会で要求している「伝達」「入力・出力」が出来る身体となるわけです。

私はこの1年肩の故障であまり動けていません。正直15分ほど基盤の訓練を行うと左の手がしびれます。ですが1年動けなくても立つ訓練では相手を抑えることが出来ます。
身体の筋肉も落ちているので本当に骨格で立つだけです。自分のけがを通じてあらためで先生の仰る”筋肉ではない”という意味を感じている所です。

ベルギーセミナーが終わった後は道場横のバーでピザ+ベルギービール。インストラクタークラスの参加者とも深く語る時間を持ちました。
10月●日
パリ-雑誌取材

朝より電車でフランスに移動。ロバート先生が駅まで車で送ってくださりクリストフMとともに電車でパリへ。タクシーでホテルに荷物を置いたら即道場へ移動。
セミナー前にフランスでもっとも有名な武術雑誌の取材があるからです。

薄暗い道場の中でまず阿吽会の基本となる動きを撮影。渡邊準指導員相手に自由な動きをした所編集の方がとても興味をもたれた様子で、さまざまな動きを撮影しました。

撮影が終わったらインストれクターセミナーの開始です。インストラクタークラスは渡邊準指導員(英語)エド(英語>フランス語)の通訳で行われます。

こちらはレギュラーとなっているインストラクター候補の方が毎回しっかり参加します。阿吽会の練習を続ける意思を持った参加者なので先生の動きや言葉への喰いつきが大きい人が多い気が。。。
暑い道場の中熱気あふれるセミナーです。

渡邊準指導員は先生の受けを取りプチ(?)負傷^^; 合間にコーラで膝を冷やしつつ参加者と手あわせしていました。
セミナー終了後は雑誌のインタビューが待っていました。
通訳のサンドラさんの流暢な日本語訳と回転の速い編集者の方の質問が矢継ぎ早に。。。^^
その横で私はインタビューを聞きながらPCでテキスト起こしをしていましたが私の入力と同じスピードで手書きでメモを取る編集者(ちなみに私はPCの入力速いです^o^)、、さすがベテランの貫録といった印象です。
パリセミナー初日は忙しい一日でした。

フランスセミナー2日目は終日インストラクタークラスが行われました。

そして3日目の午前中は昇級試験。各自のレベルに合わせスキルチェックを受けます。

cap オープンセミナーよりインタビューの通訳を行ったサンドラさんの通訳で行われました。

このスキルチェックは、阿吽会のメソッドが段階的に習得出来ているかを図るとともに、昇級のための要求が阿吽会のメソッドを理解していく助けになるような構造にしました。
まずはじめは正しいフォーム、(一般的に言う型とはちょっと違いますが)
正しく立てているか、軸は、など基本をチェックします。

静止して正しいフォームが出来た後は、動きにつなげているか、動きながら要求を守れているかです。そこから有る程度決められた対人、フリーの対人へとつなげ、その過程で理解していく仕組みとしました。
まったく型だけのテストにしないために、初めの段階でもプッシュアウトなども入れていますが、あくまでもただの形だけになっていないかを確認しながら進めるためです。
だかただの形だけになってはいけない、しかし形が正しくなくてはいけない。

例えば力の大きな相手と相対する時にどうしても力みがはいり正しくないポジションで無理に動かそうとしてしまいます。しかし正しい形というものは正しく力を伝達するための「レール」であります。そのレールを開通させるまで「力」は通らないのです。ですから目先の押し倒されたにこだわり他人の動向を気にした芯の残ったような力(これは芯がある力という意味ではなくお米を炊いた時にまだ芯が残っている、、ような印象という感じ)になってしまいます。

目先にとらわれず今の勝ち負けでなく 練習を続けることが大切になります。

午後からはオープンセミナーになりました。フランスもベルギーに引き続き「崩し」をテ主に学びました。
シラットのインストラクタの方を始め大勢の参加となります。毎回初めて参加される方はなぜこの基盤が必要なのか疑問を持ちつつ練習に参加し、途中から先生の動きを見てじかに触れることでどんどん興味を持って行かれるようです。

特に他の武道を長く続けている方は顕著に感じられるように思えます。
最終日午前中は引き続きオープンセミナーです。
午後からは渡邊準指導員がオープンセミナーを行い、その間阿久澤先生から昨日のインストラクタークラス受講者に段級テストの結果を伝えました。

午後のオープンクラスを終え最後のあいさつ。
cap 普段は違う地方に住み半年に一度集まる彼ら。セミナーがだんだん同窓会状態?終わった後も皆で語ったり写真を撮ったり名残惜しそうです。

毎回会の運営としても課題があり、さまざまなアクシデントを乗り越えて5回目となったインストラクターセミナーです。今回のフランスセミナーや取材は、インストラクタークラスの主となっている5人が初めて企画運営したセミナーです。がんばってセミナーを開催した5人もお疲れ様でした。
これからも課題がありますが、よいコミュニケーションととって課題をクリアしつつお互いに良い形で信頼を築いて行けることを希望します。