阿吽会の基本方針

当阿吽会は、様々なスタイルの枠を取り、武術の基本原理に則り、 身体のポテンシャルを高め、理合を追求した身体操作及び武術への応用を、 カリキュラムを通じて段階的に自得していけるような練習体系を目指しております。

スタイルや流派は様々あり、また技術を習得することの大切さは重要だと思います。 では武術としての技術習得、また本質としての意味とはどういったことでしょう。

技の種類や方法を習っても、相手に効かなかったり使えなかったという経験は誰しもがあると思います。

つまり、技術とは方法論ではなく、身体の原理原則やそれに符合する鍛錬及び訓練によって開発された身体があり、 そして武術の理に適った動きが身体にしみ込むことで初めて自発的に行われるのです。

“技”そのもの または”技術”そのものというのは、元来人間の持っている自然で極めて無駄がない身体状態を理解した上で 本質的に武術に必要な体を作って行くことで応用出来るものだと考えております。

一般的に”訓練”や”練功”は自己の感じ方や認識力に左右される部分があり、 本人の捉え方一つで武術の本質から離れた状態となってしまう事もあります。 人は思っているより思い込みや癖があり、自己の体に対して客観的な観点で見て気づくことや 意識の変革が出来るかどうかが、武術を学ぶ上で非常に重要視される所だと感じているからです。

阿吽会の訓練は、個々の固定観念や概念を一度再確認し、様々な訓練を通じて身体の整備を行い、 理に合った身体創作法を日々研究しております。

武術の基礎となる身体操作を主眼においています。空手・合気道・ムエタイ・総合(BJJ)など様々な経験者が日々稽古していますので、 スタイルや流派を問わず稽古に参加頂くことが出来ます。