基盤作り

阿吽会では、武術に必要な身体を認識する訓練を最重点に行っています。

“自然体を知る”

この過程で大切なことは、より多く複雑に鍛えるのではなく本来の自然体を知り、いたってシンプルな状態に身体を削ぎ落とし整えることを学びます。

その一環の各々の鍛錬の中で要求される姿勢を通し、自分の身体の力みや癖等を知り、無駄を省くように修正していきます。そして身体の方向を整えながら武術として必要な身体の動きや感覚を身につけていきます。

この基本となる正しい姿勢をとる事は、身体の土台作りや正しい肉付けをしていく事に繋がっていきます。そして動作と呼吸によって身体をゆっくり練り、武術としての自然体の動きを総合的に練り上げていきます。

以下、阿吽会で行っている基盤作りの一例です。

 

  • 静的トレーニング

静的トレーニングは力の構造フレームの中で働かせなくてはいけない部分を認識し、動くために動かないという身体の相反するシステム、さらに身体の収め方を理解します。

  • 馬歩・天地人

馬歩や天地人では「身体統一」を意識します。
これらは身体を強く繋げるだけでなく 体幹バランスの認識、身体の軸や各関節(股関節など)の調整を含めた練功方法で、深くやりこむことにより、体軸の上下左右のつながりや身体の全体性、力の作用・反作用、戻る力と入る力を認識する訓練にも適しています。

  • 四股

基本の四股から身体内部の認識訓練に沿う形にアレンジした四股を行っています。
基本の四股では三軸の意識から入り、アレンジしたものでは重心や正中線に焦点を当て内部の意識を深めた内容になっています。

  • 身体軸

身体の上・下を一致させる体軸歩法訓練。ここでは足の置き方・歩き方を含め”歩”の運用を理解し、相手との間合い・空間等を学習します。

  • 六尺棒・剣

六尺棒を用いた鍛錬や、剣の動きを確認しながらの練功を行う事で、姿勢や動きの原理を知り、確認していきます。また自分の姿勢や身体操作が正しいものになっているかを測る上でも大切な訓練です。